スコットランド南西部、キンタイア半島の東にあるアラン島の蒸溜所です。
この島は427平方メートルほどの面積があり、自然豊かな島です。
スコットランドの特徴的な環境がそろっているため、
スコットランドの縮図と呼ばれることもあります。

かつてのウイスキーの生産が盛んだった時代には50以上の蒸溜所があったのですが、
1836年に1度全ての蒸溜所が閉鎖しました。
しかし、1995年にこのアイル・オブ・アラン蒸溜所が新設され、
アラン島の豊かな自然を活かしたウイスキー造りが再び行われています。
ちなみにアラン蒸溜所は20世紀最後に新設された蒸溜所となっています。

濃厚でクセは少なく飲みやすいウイスキー

仕込みの水は、アラン島のゴート・フェル山の山間部、ロッホ・ナ・ダビーの水を使用。
大麦は、スコットランド北東のアバディーンシャー産のオプティック種の大麦を使用しています。
熟成にはオーク樽、シェリー樽、バーボン樽などを使用しています。
蒸溜所の規模は大きくなく、少量で生産されています。

このアイル・オブ・アランのスコッチウイスキーは、一般的に
ピート香が弱く、甘みのあるフレーバーだと言われています。
濃厚ですがクセは少なく飲みやすいウイスキーです。

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