1826年にグレンドナックは創業されました。
グレンドロナックはゲール語で「黒イチゴの谷」という意味を持っています。

グレンドロナックは生産性よりも伝統的な手法を大事にしている希少な蒸留所。
その手法とは、現在の主流の製造法である間接加熱方式を用いず、創業より行われている直接加熱方式の蒸留です。
この直接加熱方式は熱の伝わりが均一でなく、ポットスティルの内部に焦げ付きができてしまうなど問題も少なくはありません。
しかしこの直接加熱方式によって、モルト原酒に独特のキャラメルやモルフィー的な麦芽の風味を与えます。
また、原材料の多くを地元の大麦麦芽を使用。
オロロソとペドロヒメネスのシェリー樽で熟成させているため、フルーティーとビターさがマッチする完璧なバランスを生み出しています。
ハイランド地方の豊かな味わいを存分にお愉しみいただけることでしょう。

キャラメルやモルフィー的な麦芽の風味

近年、2008年にはベンリアック・ディスティラリー社がオーナーとなりました。
以降、限定リリースの品も多く出されています。
伝統を守りながらも新しいものを出していく、今盛り上がりをみせている蒸留所のひとつとなっています。
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