食料品店をオープンさせたハイラム・ウォーカー氏は当時ウイスキーの需要が伸びると確信しました。
アメリカが禁酒法に向けて動いていたのを見越して、アメリカの対岸にあるカナダの土地を購入し、1856年に創業。
カナディアンクラブは1858年につくった、今までにないウイスキーでした。
クラブウイスキーという名で最初はアメリカに輸出していますが、このクラブウイスキーがあまりの人気で、
アメリカのバーボン業者が危機を感じ、カナダ産とアメリカ産を区別すべきだと政府に訴えた結果、
クラブウイスキーからカナディアンクラブという名前になり、ますます人気になりました。
当時のカナダでは、通常ウイスキーは樽で販売されるものでしたが、
カナディアン・クラブに関しては、製造保証書をつけて、瓶につめて販売という革新的な販売をしました。
最低でも6年ねかせたウイスキーは、とても軽い味わいで癖がなく、ウイスキー初心者にも飲みやすく、気軽に飲める大変人気なウイスキーです。
今ではカナダ・ウイスキーといえば、カナディアンクラブと言われる程、代表的な銘柄になりました。
日本では、ccという愛称でも呼ばれています。