グレン・アルビンは1846年に、スコットランド北部に設立された蒸溜所です。
ウイスキー生産で有名なインヴァネス市のカレドニアン運河流域にありました。
インヴァネス市長、ジェームズ・サザーランドによって設立され、
当時有名であった建築家、チャールズ・ドイクによって、ビール工場を改装する形で建てられました。

幻のウイスキー

グレン・アルビンは革新的な技術を導入していた蒸溜所でした。
蒸溜されたアルコールを冷却するワームタブは、断面にすると丸になる形状をしているのが普通ですが、、
こちらでは熱交換の効率を考え、底が平らになっている形のものを使用していました。
フロアで大麦を拡販しながら効率的に製麦する、サラディン式モルティングをはじめに採用したのもこの蒸溜所です。

このグレン・アルビン蒸溜所は、140年もウイスキーを生産していましたが、1983年に閉鎖されてしまいました。
蒸溜所の建物も残っておらず、跡地は大型ショッピングモールになっています。

新たに造られることは無く、幻のウイスキーといわれています。
複雑な風味ももつ古典的なハイランドモルトであり、
年代によって軽いものからオイリーなものまで、レンジがあるそうです。

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