グレンエルギンはスペイサイドのエルギン地区にある蒸溜所です。
ウイスキーブーム後期の1898年に設立されました。
蒸溜所建築で有名な、チャールズ・ドイグ・オブ・エルギンによって設計されたことでも知られています。
また、1930年にスコティッシュ・モルト・ディスティラーズ社に買収されてから、
ブレンデッドウイスキー、ホワイトホースの原酒にもなっています。

原酒としても使われているウイスキー

この蒸溜所はグレンバーンからの水源を利用し、タービンを回して電力を発電。
必要な電力のほとんどをそれで賄っていました。
資金を貯めることができ、1960年初頭にはポットスティルを増設。
計6基のスティルを使いウイスキーを生産しています。

仕込みにはリンクウッドと同じ、ミルビュイズ湖近くの泉の水を使っています。
発酵槽はオレゴン松のものを使用。
造られたウイスキーは蜂蜜のような甘さがあり、淡い風味になっています。
各界でも評価されており、ウイスキー評論家のマイケル・ジャクソンには
今後グレンエルギンはシングルモルトのほうで有名になっていくだろうと予想されています。
また、ウイスキージャーナリストのチャールズ・マクリーンには、
長い間隠されていた素晴らしいモルトだと称されています。

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