ヘーゼルバーン蒸溜所は、スコットランドの西、キンタイア半島にあるキャンベルタウンにあった蒸溜所です。
このキャンベルタウン、かつてはウイスキーの町として有名であり、一時期には30以上もの蒸溜所がありました。
ヘーゼルバーン蒸溜所は、1828年から、ミッチェル家によって運営されていて、キャンベルタウン最大の蒸溜所でした。
しかし、1925年以降この蒸溜所は閉鎖されています。

伝統的な製法で造られたウイスキー
ヘーゼルバーン蒸溜所は、伝統的な製法で、大規模なウイスキーづくりをしていたことで有名です。
この蒸溜所では、年間25万ガロンものウイスキーの生産が可能であったそうです。
仕込みには、キャンベルタウンの南にある、クロスヒル湖の水を使用。
製麦は床に麦芽を敷き詰めるフロアモルティングで行います。
発酵槽の大きさはキャンベルタウンで最大のものでした。
初留釜での蒸溜は石炭を焚き、直火で行います。
これらに使うポットスティルも、町最大の大きさであり、
不純物の混ざりにくい独特の形をしていました。

現在は、近隣のスプリングバンク蒸溜所が
ヘーゼルバーンの名を受け継いだウイスキーを造っています。
現在のヘーゼルバーンは、爽やかな塩味があり、甘みのあるウイスキーであると言われています。

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