ラガヴーリン蒸溜所は、ウイスキーの聖地アイラ島の南にあります。
ラガヴーリンという言葉には、谷間の水車小屋のある集落という意味があります。
自然豊かな谷間のひっそりとした場所に蒸溜所はあります。

ラガヴーリンはスコットランドで最も古い蒸溜所のひとつです。
1742年からウイスキーづくりをはじめていました。はじめは、違法の蒸溜所として操業しており、
18世紀の後半までには、10箇所ほどの場所で違法にウイスキーをつくっていました。
1830年代に操業していたのは2箇所になり、それらが合わさって、ラガヴーリン蒸溜所となりました。

アイラモルトらしいウイスキー

大麦は近くのポート・エレンで製麦し、特有の強いピート香を加えます。
仕込みに使う水は、近隣の丘にある、ソラン湖の水を使用。
発酵は木製の発酵槽で、イースト菌を加えて55時間かけて行います。
蒸溜所は、プレーン型とオニオン型のスティル計4基でおこない、
その後オーク樽で熟成させます。

このラガヴーリンのウイスキーは、強烈なピート香とヨードの風味がある、アイラモルトらしいウイスキーです。
通なアイラモルトの愛好家にはたまらない逸品です。

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